「都市を飼い慣らす―アフリカの都市人類学」

都市を飼い慣らす―アフリカの都市人類学「都市を飼い慣らす―アフリカの都市人類学アフリカ
松田素二、河出書房新社

ナイロビの出稼ぎ民の町と都市社会や出身村との関係を、著者はそこに住み込んで研究しました。ナイロビの出稼ぎ民街の長屋での人々の暮らしの様子が鮮やか に描かれています。こういう本を読むと、人類学は面白そう!と思わずにはいられません。長屋に住む出稼ぎ民たちは自由に都市と農村を行き来し、村にアイデ ンティティを残しながらも都市をうまく飼いならしています。都市と農村という単純な対比ではなく、出稼ぎ民たちは私たちが考える以上に自由であり、その自 由は彼らのどうしようもなさそうな日常のなかでの順応を超えた、まさに状況を飼いならしていく努力によって得られているのです。豊かなのに無力感を感じる 多くの日本人にとっては、ナイロビの出稼ぎ民たちの活力と創造性は刺激になるのではないでしょうか。

amazonで購入する

図説アフリカ経済アフリカ

図説アフリカ経済図説アフリカ経済アフリカ
平野克己、日本評論社

広大なアフリカの多様な国々と人々の状況を分かりやすく解説している本です。さまざまな統計数字を使って、本来は複雑であるはずのアフリカの現状や世界の 中での位置づけと、なぜそこに至っているのかが語られています。アフリカの開発への入門書としてはもちろんのこと、いくらか経験のある人も、時々手にとっ てアフリカの全体を概観してみることは、新たな発想のきっかけになるかもしれません。

amazonで購入する

A Day in the Life of Africa

A Day in the Life of Africa

1983年から行われてきたA Day in the Lifeプロジェクトのアフリカ版で、2002年2月28日に世界中の著名な写真家100名によって撮影されたアフリカ各地の写真集です。TICAD?V のサイドイベントで、この本に収録されている写真の一部が展示されているのを見ました。ちょうど日本からこの写真集に参加した五十嵐さんが会場に来られ、 撮影前のフランスでアフリカからの写真家も多くいた合宿の話や、五十嵐さんの作品であるキリマンジャロ山の話をしました。どの写真にもアフリカの日常が力 強く映し出されています。今まで持っていたアフリカのイメージが変わること間違いなしです。プロジェクトを通じて得られた利益は全額、アフリカのエイズ教 育プログラム基金に利用されています。(ハードカバー288ページ、日本語抄訳(28ページ)付き)
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。

写真の一部は以下のサイトで見ることが出来ます。

http://www.washingtonpost.com/wp-srv/photo/world/africa/index.htm
A Day in the Life of Africaプロジェクトについて
http://www.ditlafrica.com/