アフリカの医療・障害・ジェンダー―ナイジェリア社会への新たな複眼的アプローチ
落合 雄彦, 金田 知子編著 晃洋書房 2007年
章構成の前半5章は、ナイジェリアにおける精神医療の状況を紹介。植民地期からの歴史、研究機関/医療機関の現状、サバイバー自身の手記と文化人類学者に よる聴き取りなど、さまざまな視点からのアプローチは、これからの調査/研究の出発点になるだろう。後半5章では、障害者リハビリテーション、ろう者と手 話、感染症問題、リプロダクティブ・ヘルス、フィスチュラ問題を概説。「アフリカ障害者の10年」が進行中なので、もっと障害者自身の取り組みや、障害者 の自立につながる政策、支援活動の紹介がほしかった。
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