ミルクをこぼしちゃだめよ

「ミルクをこぼしちゃだめよ」

スティーヴン デイヴィーズ (著), クリストファー コー (イラスト), 福本 友美子 (翻訳)
ほるぷ出版 (2013)

カラフルでとても読みやすい、子供向け絵本。

西アフリカのニジェールで、ペンダという女の子が、山のうえのおとうさんに、ボウルに入れたミルクを頭の上にのせてとどけるお話です。ストーリーの裏には挑戦、探求、信念、家族愛の要素がちりばめられています。

子供が、異国ニジェールの生活、文化、自然などに触れることのできる本。年長組から小学校の低学年向け。

最後がほろり。

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種子のデザイン

「種子のデザイン」
岡本 素治 著
LIXIL出版

「種って面白い」と発見したのはアフリカ。巨大なものやら、羽や刺がついてるものやら、不思議な形状のもの、まるでアート。
こんな種を集めて写真集にしたら面白いなあと思っていたら、あちゃー先を越された。
京都の本屋さんで見つけた1冊。こちらは世界の種子でデザインが美しいものが載っている。種子入門編として楽しめる。

アフリカの家の庭にあったカエンボク、カポックetc. 花や実もよかったが、子孫を残すために工夫を凝らした種子のデザインは、究極のアート!
写真の種は何の種でしょう?

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チョンキンマンションのボスは知っている

「チョンキンマンションのボスは知っている」
春秋社
小川さやか 著

このタイトルだけで、いったいどれほどの人たちの心をつかむだろうか?

人類学者が、香港のタンザニア人コミュニティの中に身を置き、その一部になることで観たこと、経験したこと、考えた人生のことなどが生き生きと描かれている。

香港のタンザニア人コミュニティーを維持している「シェアリング経済」や相互扶助組合、ICTを使った本国との取引のしくみと、それらの合間を埋めている、お互いの人生に深く踏み入らないながらも、排除もしない価値観やコミュニティの在り方は、面白く、読んでいてなるほどと感心し、最後にはこんな人生面白そうだなという気持ちになって、こんな社会に身を置いたら安心かもという気にもなってくる。

”おわりに”で筆者が「私たちは必ずしも『危険な他者』や『異質な他者』を排除しなくてもシェアができるということを考える一歩になれば、うれしく思う」と述べている。私たちがこれからどのような社会で生きていこうとしているのかを考える、その助けになる一冊だろう。

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